線路は続くよどこまでも

気持ちが昂った時に書きます

北海道旅行に行ってきました

 北海道旅行に9人で行ってました。3/18~21で3泊4日の旅行、さすがに疲れもありましたが、それにも増して楽しかったです。今回、旅行の計画や準備を結構練れた手ごたえがあったので、実際行けた時の感動はひとしおでした。

 いい思い出は残したくなるもの。今回はちょっとした旅行記を書いていきます。

 

 

計画・準備

計画

 2021年には長野県の湯田中渋温泉に2回(3、12月)行きましたが、2022年は大きな旅行はなし。そろそろどっか行きたいなぁと思っていたところ、「余市蒸留所に行きたい」という話が上がり、行き先が北海道に決定しました(記憶曖昧ですが)。

 次にせっかく行くなら3泊じゃね?あとばんえい競馬見たくね?となって以下のような行程になりました。

 

1日目:出発、サッポロビール園、ホテルへ。

2日目:小樽&余市蒸留所。
3日目:レンタカーで十勝・帯広。ばんえい競馬観戦。

4日目:ちょっと札幌観光、帰路につく。

 

 完璧な計画です。

 

1週間前

 3日目にレンタカーに乗る予定を見て、ひらめきが舞い降りる。

 「共同プレイリスト作れば楽しいんじゃね?」

 Spotifyにて各人が好きな曲を好きなだけ入れる闇鍋プレイリストを作成。好きなだけ入れるということで人ごとに曲数の差もできましたが、それはそれで人ごとにレアリティが生まれ、TCGのパックを剝くような楽しさがあってよかったです。Spotifyに課金してない人でも作れたのも◎。セレンディピティのいい機会にもなりました。

 

 

前日

 旅行とはあまり関係ないですが、ちょうど3/17はシン・仮面ライダーの最速上映だったので観に行きました。本当は4人で行く予定でしたが、ところがぎっちょん、気遣いの行き違いにより8人で行くことに。思わぬ大人数での鑑賞になりましたが、お久しぶりな人に会えたり様々な視点での感想がその場で聴けたりできたのでそれはそれでよかったです。特にこの映画は人ごとに良し悪しの感想がバラつきそうな作品だったのでなおさら大人数でよかった。予約ミスり得ですね。

 

本番

1日目

関西国際空港

 JRで関西空港へ。遅刻リスクをケアして飛行機の出発は15時頃、集合をその2時間前に設定。余裕持ちすぎたかなとも思いましたが、機内持ち込み荷物の調整や昼食などの時間も必要だったのでちょうどよかった。

 僕は持っていく服を少し削ったので持ち込み荷物は規定内(2個、計7㎏まで)でしたが、普通に3泊4日の荷物を準備するとやはり超えます。受託手荷物用の課金は事前に1人分だけしていましたが、同行者の中にクソデカ鞄で来ていたのが1人いたのでそこに他の人の超えた分を入れることで噛み合いました。グループに1つはクソデカ鞄が必要ですね。

 黒ラベルを飲んで心だけ先に北海道にワープさせてる人もいましたが、いざ出発!!

 

新千歳空港

 17時頃。後到着組の待ち時間で早速空港を各自自由散策。旅行はもう始まっている。

 歩いていたらラーメン店が集まった場所があったので吸い寄せられるように入店。夕飯のジンギスカンは19時半。何も考えてないですね。旅行の高揚感は人を狂わせる。

けやき 新千歳空港

 先到着組7人の内5人はラーメン食べてました。残り2人はソフトクリーム。理性が残っていますね。

 その後、後到着組の2人と合流して札幌へバスで移動。この内の1人は関西在住でありながら、この日開催の東京の同人イベントに行くため朝7時に家を出たアチィ男。彼が「サミィ~~~」と言うぐらいには寒かったです。

 

札幌

 向かった先は”北海道”ビール園。

 この世にビール園はサッポロビール園以外にもありました。

 予約先が違っていたことには出発直前に気づきましたが、新たに予約しなおすことは叶わず。とはいえ、ビールを飲んでジンギスカンを食べれることには変わりないので何事もなかったように向かいました。むしろこっちの方が宿に近くてアドでした。予約ミスり得ですね。

 気を取り直して北海道限定のサッポロクラシックで乾杯!これが予想以上に美味。ビールって飲んでたらそのうち飽きが来るもんですが、それがなかった。ジンギスカンに合ってたのもあるかもしれませんが、とにかくうまかった。なんで北海道限定なんだ。

 そんなこんなで食べ飲み放題を楽しんだのち、宿まで徒歩移動。チェックイン後、翌日の予定を相談して、大浴場で移動の疲れを癒し、就寝。

 こうして1日目が終了しました。

 

2日目

 起床自信組6人は朝早めの列車で小樽の朝市へ。僕含め3人はぐっすり組だったので優雅にホテルの朝食バイキングを楽しんでから余市に直接向かいました。

 

余市蒸留所

 蒸留所のPV的なのを観たのち、設備の見学へ。創業時の設備なども残っていて歴史を感じました。蒸留のためのポットスチルにしめ縄がしてあったのが印象的でした。創業者の実家が日本酒の酒蔵だったこともあり、その慣習を取り入れているらしい。

 ポットスチルの窯に石炭を投入するシーンも都合よく見れてよかった。

余市蒸留所のポットスチル

 設備見学が終わると、レストランで昼食。竹鶴、余市の試飲付きでいい気分に。

 そして隣のお土産店で散財した後、ミュージアムにも行きました。竹鶴政孝の人生がじっくりと展示されていて、見応えがめちゃくちゃありました。有料試飲コーナーもあって、これがまた楽しかった。飲み比べて違いが多少でも分かるとテンション上がりますね。

 見学を終え、小樽に向かうべく再び余市駅へ。となりのお土産店に売っていたアップルパイが美味しかった。

 

小樽

 運河沿いに歩く。ルタオでお菓子を買い込んでから、小樽オルゴール堂へ。置物すべてがオルゴールで圧巻でした。50万円ぐらいのオルゴールもあって驚愕。閉店間際に行ったのであまり滞在はできませんでしたが、2時間ぐらいは余裕でいれそうなボリュームでした。また来た時にはいいオルゴール買いたいです。

 そして札幌に戻るため、今度は南小樽駅へ。コンビニの方が主張強くて面白かった。

 

札幌ら~めん共和国

 札幌に戻って、ビル10階のラーメン店集合エリアで各々好きなラーメンを食べる。焼豚の食べ応えが思った以上で腹の許容量を超えそうでしたが、なんとか耐えました。

吉山商店にて

 ホテルに戻ってしばらくしたらお腹に余裕が生まれたので、札幌すすきの発祥とされる”シメパフェ”をするため希望者は再び街へ。しかし、どこもかしこも時間外、並びすぎでパフェにはありつけず…。パフェを求めてガスト、ひいては全く関係なく一蘭吉野家に行こうとする心を落ち着かせ、敗北を受け入れてホテルに戻りました。

 

3日目

 7時前に起床。朝食を済ませ、8時にレンタカー2台を受け取り、最初の目的地、十勝アルプス牧場へ向かいました。BUMP OF CHICKENの「Hello,world!」を皮切りに、闇鍋プレイリストをシャッフルして流しながら──。交代しながら運転しましたが、自分が運転するときは終始ビビりっぱなしでした…。生きて帰ってこれてよかった。

 

十勝アルプス牧場

 駐車場にたどり着くと、仔牛と犬がお出迎え。しばらくすると係の方がやってきてアイスを購入。北海道の土地の雄大さが存分に味わえる場所でした。

犬、かわいかった。

遠くに山、一面の雪原。

 

とかち亭から帯広、六花亭帯広本店へ

 十勝平野を一望できる展望レストランで牛玉ステーキ丼を食べてから、競馬場のある帯広へ。この時競馬の勝ち方をChatGPTに聞いて、やめとけと言われた人もいました。

 時間にまだ余裕があったので六花亭に行ってお土産を買い込むとともに、喫茶スペースでおやつあるいは2回目の昼食。僕はイチゴジュースと、イチゴソースたっぷりのアイス、”焼き立ての”クロワッサンを頂きました。わざわざベルを鳴らしてクロワッサンが焼けたことを教えてくれるもんですから、これは頼むしかないですよね。

 

帯広競馬場

 レンタカーを乗り捨てで返却し、帯広競馬場へ。

 

 ばんえい競馬とは、馬が人の乗った重いそりを引き、山を2つ超えてその先のゴールにたどり着くまでの速さを競うものですが、普通の競馬と違って馬の動きがゆっくりなのでそれに合わせて観客も追いかけていけるのが印象的でした。山の手前で完全に停止して息を整える駆け引きも独特。競馬を現地で観ること自体今回が初でしたが、最後までどうなるかわからない展開にはハラハラしました。

 旅費を稼ぐ…とまでは行きませんでしたが、最終的な収支はプラスで終われました。投票して、レースを見届けて一喜一憂、悔しがる暇もなく次のレースを予想、投票…というループはなかなか楽しかった。競馬場に1日中いる人の気持ちが少し分かってしまいました。

 

 札幌に戻るため、19時ごろ帯広駅発のバスに乗る。所要時間は約4時間。道路に明かりはほとんどなく、反射材頼りでした。レンタカーを片道だけにしてよかった…。

 

えびそば一幻総本店

 23時ごろ時計台前でバスを降り、徒歩で一幻へ。競馬場ではいか焼きしか食べれなかったので、かなり遅めですがこれが夕飯になりました。

 えびおにぎりを頼もうと思ったら売り切れだったので味玉を追加。

そのまま えびしお 味玉追加



4日目

 旅行もいよいよ最終日。ギリギリまで睡眠し、締切少し前に朝食会場へ。朝食バイキングにはスープカレーや海鮮丼セットもあり、旅行中の3回とも楽しめました。

 チェックアウトは有難いことに遅めの11時。ゆっくりと帰り支度をしてからホテルを出ました。

 札幌駅のコインロッカーに荷物を預け、回転寿司を求めて歩き出す。たどり着いた先は2時間待ちだったので、さすがに諦めてとりあえず近くにあったサッポロビール博物館に行きました。

 

サッポロビール博物館

 ふらっと行った割には無料見学コースもあってお得でした。ビールを作るのに真剣だった人々のおかげで今があるんやなぁとなりました。有難い。

 ここでも当然のように有料試飲コーナーがあったので、展示もそこそこに直行。3種飲み比べ(240ml×3、黒ラベルサッポロクラシック開拓使麦酒)があって悩みましたが、さすがに多いかと思って開拓使麦酒だけにしました。

 ──一杯の儚さたるや。3種飲み比べで全然よかったです。

 

 見学が終わったあと、隣のショッピングセンターに寄りつつ札幌駅に戻りました。このショッピングセンターで旅行支援クーポンを使ってデュエマの箱を買ってる人もいました。

 

大丸札幌店

 昼食を求めて大丸へ。行く手前で『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』の聖地巡礼をしている僕もいました。「防御力が120上がった。いやもうマジで!」のとこです。

 大丸の8階では寿司を食べました。やっぱり海近いとこに来たら海鮮は食べとかないといけませんね。

 ポケモンセンターをチラ見してから、電車で新千歳空港に向かいました。

 

新千歳空港

 18時半発の飛行機でしたが、空港に着いたのは16時半ごろ。さすがにへとへとであまり行動はできませんでしたが、夕張メロンのソフトクリームを食べ、ハスカップいろはすを買っていざ搭乗。

 あと3日欲しいぐらいの名残惜しさと、満足感にも似た疲れを関西に持ち帰る。

 

関西国際空港

 21時ごろに到着。ターンテーブルで荷物を受け取り、関西空港駅に移動していたらもう最寄り駅までの終電の時間に。これより遅い飛行機にしなくてよかった…。

 南海で帰る人、大阪で別の電車に乗る人、京都で降りる人…。それぞれの帰路につく。デオキシスの映画のエンディングを思い出したりなどしました。

 

帰宅

 日を跨いで帰宅。ちょっとブルアカしてから寝ました。

 日常に帰ってくる…。

 結局普段の布団が一番気持ちいいんですよね。