2023年 競馬振り返り
振り返りの季節がやってまいりました。いつもならエンタメ振り返りとしてアニメなどの話をするところですが、その前に今年は新たにハマった趣味、競馬について振り返っていきたいと思います。来年もするかはわかりませんが、後学のためにも記録として残しておきたいと思います。
前日譚
2021日本ダービー
思い返せば、ウマ娘リリース年である2021年、1回だけ競馬に触れた機会がこれでした。どんな馬券を買ったかは忘れましたが、エフフォーリアを重視しつつもシャフリヤールやステラヴェローチェを軽視して外してたような気がします。この年はこれで「競馬はやるもんじゃねぇな」と思ったのか、別にハマることはありませんでした。
2023北海道旅行
そして時は流れて2023年3月、北海道旅行で訪れた帯広競馬場が初の現地競馬となりました。ばんえい競馬が最初というのもなかなかアレですが、予想してレース見て一喜一憂してまた予想するというループの時間はかなり楽しかったです。ばんえい競馬なので馬のスピードに合わせて動きながら応援できたのもよかった。
この日、竈門炭治郎をこよなく愛する友人が横にいて、タンジロウという馬が出走していたので、「買うしかねぇよなぁ」と単勝(9.4倍)を買ったらホンマに当たってビビりました。サイン馬券って存在します。
本編
旅行が終わって3月下旬、ばんえい競馬に行ってきた話を大学の友人にしたら、直近の大阪杯の現地観戦に行こうという話になり、中央競馬に参戦することに。たぶんこれが全ての始まりだったと思います。
4/2阪神3R:3歳未勝利戦
大阪杯現地観戦。メインレース前のこのレースが印象に残ってます。このころはまだnetkeibaの存在さえしらず、現地で買った競馬新聞の印を頼りに馬券を買ってました。
このレースでは印のついた馬が11頭中6頭ぐらいで、「◎と〇と、ちょっとぐらい△のやつも入れるか」ぐらいの気持ちで人気も見ずに3連複4頭ボックスを買ったら本当に当たり、さすがに脳汁出ました。この時入れたジョータルマエは紙面上では△(うろ覚え)で、「ホッコータルマエの子どもか~。知ってるし入れよ!」ぐらいの気持ちでしたが、これが最低人気だと知ってたら買ってなかったと思います。さすがにビギナーズラック。ウマ娘に感謝ですね。
大阪杯
そしてメインレース。一回も馬券内を外したことがない&名前が地上の星っぽくていいという理由でスターズオンアース(ぬいぐるみも買った)の応援馬券と3連複7頭ボックスを買いましたが、10番人気ダノンザキッドを入れ損ねて負け。残念。この時の1着ジャックドールの鞍上は武豊(知ってる)で、「やっぱり武豊ってすごいんやなぁ」と確かに思い知りました。スターズオンアースもちゃんと2着には来てくれてよかった。
結局この日の収支はマイナスでしたが競馬の楽しさを知ってしまった一日でした。
桜花賞
難波の方に用事があり、ウインズで買いました。現地ほどではありませんが人が多くて活気があり、また紙の馬券を買えるというのもネットで買う競馬にはない良さでした。
この時はリバティアイランドが飛ぶかもしれないという恐怖(今思うと謎)からハーパーの複勝に重きを置いてちょびっとだけ買いました。スタートしてリバティは結構後ろの方になってこれはホンマに飛んだか?と思ったら最後あり得ない末脚で勝ってビビりました。なんで信じなかったんだ。
この後ジョッキーカメラで川田将雅がリバティのことをお嬢さん呼びしてることにツボり、それと共に去年のリーディングジョッキーだったことも知り浅学を恥じました。
皐月賞
この日は家で観ました。桜花賞の時と違って一強ムードではなく、広げて買って当てる自信も無かったのでリーディングジョッキー川田将雅を信じて10番人気ながらもダノンタッチダウンの複勝を買いました。
観てたら最後の直線シンガリで啞然としました。そんな負けることある?距離適性が重要ということを学びました。
また、勝ったソールオリエンスのジョッキーカメラも印象的でした。勝った瞬間の横山武史の叫びが気持ち良すぎ。
天皇賞(春)
ポケサー時代の友人たちとリニューアルした京都競馬場に観に行きました。大阪杯以降、競馬新聞の読み方やnetkeibaの存在も知り、桜花賞・皐月賞の負けを経て少しは馬選びの仕方を学んで臨めたと思います。
古馬の対戦ということで戦歴から距離適性や実力も判断しやすく、3連複のフォーメーション(以下FM)というややウマぶった馬券を買いました。菊花賞、阪神大賞典ともに2着で今回は皐月賞と違って距離適性に問題はないということで、またもや川田将雅を重視してボルドグフーシュを軸に、相手6頭で買いました…。結果は1着ジャスティンパレス(ルメール)でボルドグフーシュは6着。相手に選んだ6頭から3頭馬券内に来てたので3連複ボックスにすればよかったと後悔。長距離の川田はそうでもないと学びました。
この日、タイトルホルダーの跛行やアフリカンゴールドの心房細動があり、ヒヤリとしましたが何とか無事でよかったです。ライスシャワーやサイレンススズカについての知識は多少あったので、そうならなくて本当によかった。
終わったあとの鳥貴族ではリベンジを誓いました。
NHKマイルC
春天の時に一緒に行った競馬有識者が「やらん方がいい」と言っていたので、武豊のオオバンブルマイ、川田のダノンタッチダウン、D.レーンのカルロヴェローチェのワイド3頭ボックスだけ買いました。結果はこの順で3,4,5着。ダノンタッチダウンがちゃんと掲示板に来たのは少し嬉しかったです。勝ったシャンパンカラーはドゥラメンテ産駒。リバティアイランドもそうですが、産駒のすごさを学びました。
ヴィクトリアマイル
ここまで川田を買いまくってた僕ですが、ここに来てようやく馬の実力で選ぶことを覚えました。大阪杯2着のスターズオンアースを軸にして、相手3頭(上位人気のナミュール、ソダシ、ソングライン)の馬連流し、ワイド流しと、「安田記念勝ってるのに4番人気は低いやろ」ということでソングラインの単勝を買いました。あと一応川田のルージュスティリアの複勝も買いました。
結果、ワイドとソングラインの単勝が当たり、ネットで馬券を買いだしてから初的中!まぁ上位決着だったので大勝ちというほどではありませんが、やっぱり当たると嬉しいです。この日飲んだビールは美味かった。
古馬GⅠ、そして東京マイルが好きになりました。
オークス
牝馬三冠レース二冠目。リバティアイランド(川田)に注目が集まりますが、マイラー説にビビって軸にできず、リバティ抜きのワイド5頭(2000mの経験があったハーパー、ゴールデンハインドなど)ボックスを買いました。
結果はリバティアイランドの圧勝。3着に来た穴馬ドゥーラも買えず負け。
なんでリバティ信じなかったんだ。
まぁダノンタッチダウンのこともあるので距離延長で慎重になること自体は悪くなかったと思います。
また、今回のオークスは上位7頭中ドゥラメンテ産駒が2頭、キタサンブラック産駒が3頭となり、血統ってあるんやなぁと改めて印象に残りました。
日本ダービー
クラシック二冠目。皐月賞な鮮やかな末脚が脳裏に焼き付いていたのと、エフフォーリアで獲れなかったダービーをここで獲ってほしいと思ったのでソールオリエンスを軸にしました。3連複FMで2列目スキルヴィングとファントムシーフ、3列目ほぼ全頭みたいな感じの馬券を買ったと思います。
結果はタスティエーラが優勝。テン乗りは来ないと思ってましたがさすがはD.レーンです。ソールオリエンスも最後頑張って突き抜けましたが届かず…!
また、相手として重視していたスキルヴィングは最後方で何事かと思ったら入線直後にあんなことに……。ダービーでもこういったことが起こるのか……と痛感しました。
ただただご冥福をお祈りするばかりです…。
安田記念
ヴィクトリアマイル以来の東京マイル。これも古馬GⅠということで、ヴィクトリアマイルでの経験を生かす時が来ました。
なんだかんだ言って結局上位決着するだろう、またヴィクトリアマイルで大外から2着にまで来たソダシが内枠に入ってしかも鞍上が川田なら馬券内は固いだろう、過去2年の安田記念で馬券内のシュネルマイスターもさすがに強いだろうという予想のもと、シュネルマイスターからの相手3頭(ソングライン、セリフォス、ソダシ)馬連流しと、ワイド1点(シュネル、ソダシ)を買いました。上位人気厨ですね。
結果はソダシ7着、シュネル3着…。なんで?それならせめて1~4番人気の3連複ボックスでいいやん。あまりにも馬券が下手すぎました。今回の川田はさすがに大丈夫やと思ったんですが。ソングラインが強すぎました。さすがにヴィクトリアマイルに続いて連覇は出来すぎだろうと思って今回は単勝買ってません。セリフォスはシュネルマイスターとタイム差なしの2着。ダービーに続いてまたしてもD.レーンにわからされました。
今年最も馬券を買い直したいレースはコレです。
エプソムC(GⅢ)
競馬での負けは競馬でしか晴らせない。
安田記念の負けを引きずって、ここで初めてGⅢに手を出しました。GⅠでは強い勝ち方をした馬を選ぶことが多かったですが、今回はGⅢということで抜け出た存在は特におらず、GⅠやGⅡで惜しい負け方をした馬、枠や脚質的に有利な馬を見極めて選びました。
そうして信じたのは、毎日王冠やマイルCSで善戦していたジャスティンカフェと、内枠で先行できそうなマテンロウスカイ。その他の相手も含めて馬連FMだけ買いました。
結果はジャスティンカフェ1着、マテンロウスカイは3着で、2着のルージュエヴァイユ(買ってない)とはタイム差なしでした。
安田記念とまぁ同じ負け方。大人しくワイドにしとけば…。次の東京マイルはまずワイドを買おうと決意しました。
宝塚記念
上半期で最後のGⅠ。ここで外せば次のGⅠは10月までなし。また、世界最強馬の呼び声高いイクイノックスが走るということで阪神競馬場まで現地観戦に行きました。
安田記念、エプソムCと続いて馬連を外していた僕は、イクイノックスならまぁ連対は固いやろということでこの馬からの馬連10頭流しと3連複FMをガミ覚悟で買いました。穴期待で実力の割に低人気だと判断したプラダリア(16人気)やジオグリフ(11人気)も入れて準備万端やと思っていたら……。
結果はイクイノックスが後方からの見事な差しで1着。2着との着差はわずかでしたが、さすがは世界最強。これは当たったと吠えてたら掲示板の2着には知らない数字が。
2着、6番スルーセブンシーズ。
買ってないよ。阪神開催の秋華賞もマーメイドSも二桁着順やったやん……。馬も成長するということを痛感しました。鞍上の池添謙一もやはりグランプリ男と言われるだけはありますね……。
外すくらいならイクイノックスの単勝でいい。そういうレースでした。
夏休み
宝塚記念後はしばらく中央競馬のGⅠはなく、GⅢや大井のJpn1でちびちびやってました。帝王賞やCBC賞、プロキオンS、ジャパンダートダービーなど。
特にメイショウハリオの帝王賞連覇やミックファイアの南関東クラシック三冠にはしびれました。地方競馬も見応えありますね。
北九州記念(GⅢ)
大学の友人と福岡へ旅行に行くことになり、それなら小倉も行けるやんということで行ってきました。ちょうどフリーパスの日で入場料無料だったのがアドでした。
北九州記念は短距離のハンデ戦ということで、そこまで上位決着しないだろう、また夏負けしなさそうな馬がいいだろうという予想のもと、前走7月のCBC賞で強かったジャスパークローネ(5番人気)を本命にしました。そして、馬連を当てたくてしょうがなかった僕の馬券はこちら。
馬連全頭流し。宝塚記念引きずってますね。切った馬こそ来るかもしれないという恐怖。まぁこれでも当たればガミにはならないのでいいでしょう。後は全力で応援するのみ。
最後の直線、周りの誰よりも「残せ!!!!!」と叫んだ自信があります。
結果はジャスパークローネ1着、2着は1番人気のママコチャ。
ついに当たりました……!う、嬉しい!まぁ、全頭流しのうちで一番安い決着にはなりましたが、ジャスパークローネの単勝も当たったので言うことはないですね。
この後博多で食べたラーメンは美味しかったです。
秋に向けて
北九州記念後、しばらく競馬はしていませんでしたが、秋のGⅠに向けた前哨戦ということで9月のGⅡはちらほら観ていました。
特に印象に残ったのはオールカマーです。春天の時に跛行で力を出せなかったタイトルホルダーの復帰戦。スタート後、タイトルホルダーが綺麗に逃げて序盤から歓声が起こっていたのがよかったです。復帰を待ち望んでた人の多さを感じました。
結局タイトルホルダーは2着となりましたが、4コーナーを曲がってきてからのしぶとさは本当にさすがでした。1着ローシャムパークとのワイドを買ってたので気分も良かったです。
スプリンターズS
そして10月。秋のGⅠ戦線最初の戦いは短距離から。
北九州記念でお世話になったジャスパークローネが出走するということで、なりふり構わずこの馬を本命にしました。この時の印は◎ジャスパークローネ、〇ママコチャ、▲ナムラクレア。結構頑張って絞りました。
ジャスパーがしっかりスタート決めてハナを取り切り、先頭で曲がってきて後は残すだけ――!
結果はジャスパークローネ4着、ママコチャ1着、ナムラクレア3着。馬券はジャスパークローネが馬券内に来る前提のものしか買ってなかったので外れました。
うーーーーーん、絞り過ぎました。見立ては悪くなかったんですが。買い方で負けた時が一番やるせない気持ちになります。
毎日王冠(GⅡ)
エプソムC以来の東京マイル。安田記念での激闘を見せたソングライン(1人気)とシュネルマイスター(2人気)にやはり注目が集まります。メンバーレベル的にもこの2頭が馬券外になることはないだろうということで、エプソムCでの反省を活かしてワイド1点勝負に出ました。
シュネルはいつも通り後ろの方から、ソングラインはいつもよりかはやや後ろな印象。最後の直線、2頭とも仕掛けようとするが、残り400mで前に横長の壁が……!!シュネルは一旦後ろに下がって外に出したが行けんのか???
結果はソングラインが2着、シュネルが3着でした。あぶね~~~。この展開でも3着に来れるのがシュネルマイスターなんですよね。1着の4番人気エルトンバローズは内内を通って、いい立ち回りでの勝利だったと思います。
結局当たったワイドは安かったですが、当たりは当たり。ここにきて安田記念とエプソムCの無念を晴らせました。
秋華賞
牝馬三冠最終戦。リバティアイランドの雄姿を見届けるべく春天と同様のメンツで現地参戦しました。さすがにここまで来たら本命はリバティアイランド。観戦後の焼肉も予約して準備完璧で臨みました。
毎日王冠で味を占めたというのもあって、馬券はリバティアイランドと2番人気ハーパーのワイド1点勝負。相手選びは直前まで迷いましたが、やはりオークスで好走しているのと鞍上ルメールということで信じることに。
スタートは両者とも悪くなく、リバティは4コーナーで位置を上げて勝利を確信。切り替えてハーパーを見てみると直線で5番手ぐらい。こっから行けんのかと思ったら残り100mぐらいで2番手に。これはもろたでと思ったら後ろからもの凄い勢いでマスクトディーヴァが突っ込んできて、さらにオークス3着のドゥーラも忍び寄る……!!!
「ルメーーーーーーーーーーーール!!!!!」気づけばそう叫んでいました。
結果はリバティ1着で、なんとかハナ差でドゥーラを凌いだハーパーが3着。やっぱり信じるべきはルメールなんですよね。
この後の焼肉はいつもより美味しかったです。
富士S(GⅡ)
再び東京マイル。毎日王冠ほど豪華メンバーではなかった印象ですが、安田記念で好走していた4番人気レッドモンレーヴを本命軸に3連複FMで勝負しました。この時1番人気だったのはナミュールですが、買いつつも軸にはせず。正直これまでの走りでいいイメージを持てなかったのと、乗り替わりということであまり信じられなかったというのもあります。
しかし結果はナミュール1着。鞍上モレイラの強さをここで思い知りました。それでもレッドモンレーヴは2着に来て、3着6番人気ソーヴァリアントもしっかり買えてたので馬券は的中!これが年間で一番払い戻し率が高い馬券でした。
菊花賞
クラシック三冠最終戦。これも先週の秋華賞に続いて京都開催だったのでまたもや現地参戦しました。皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラの二冠を賭けた戦いでしたが、横山武史の雄叫びをまた聴きたいという思いから本命はソールオリエンス。父キタサンブラックはここでGⅠ初制覇したし距離は持つだろうと予想、同様の理由で父にサトノダイヤモンドを持つサトノグランツ(川田将雅)も戦えると考え、この2頭のワイドで勝負しました。ルメール騎乗のドゥレッツァ(父ドゥラメンテ)も怖い存在ではありましたが、大外かつこれまで2200mまでしか走っていないということで外しました。
そしてスタート。ダービーで逃げを見せたパクスオトマニカがハナを行きそうだと思っていたら、いきなり後ろからピンク帽子のドゥレッツァがやってきて先頭に。これで早速どよめきました。向こう正面に行くころにはパクスオトマニカあるいはリビアングラスが先頭に立ってこのままドゥレッツァは沈むかなと思いきや、内目から直線に入ると余裕の手ごたえで先頭を交わしてそのまま1着でゴール。ドゥラメンテ産駒最強過ぎ。ソールオリエンスも外から頑張りの差しで3着でしたが、サトノグランツはついて行けず10着……。
長距離の川田はそうでもないという春天での学びを活かせませんでしたが、それ以上にルメールのすごさを目の当たりにしました。GⅠは自動的にルメールを買った方がいいらしいです。
天皇賞(秋)
宝塚記念で世界最強の走りを見せたイクイノックスの連覇が懸かる戦い。昨年は大逃げを打ったパンサラッサを天才の一撃で捕えた彼ですが、今年はどうか。イクイノックスを負かしたことのある馬は世界で2頭しかいませんが、そのうちの1頭であるドウデュースとのダービー以来の再戦ということで注目が集まりました。
しかし、ドウデュースの鞍上、武豊がメインレースの前に怪我をして急遽戸崎圭太に乗り替わるというアクシデント。相手候補だったスターズオンアースも直前でレースを回避しており相手選びに困りましたが、鞍上が川田の時に全て1着というプログノーシスを相手にしてイクイノックスとのワイド1点勝負にしました。
安田記念以外すべて芝2000mにこだわってきたジャックドールがいつも通りハナを行き、2番手にガイアフォース、イクイノックスは3番手からの追走という形になりましたが、昨年のパンサラッサよりは差がついておらず、そこまで飛ばしてないんかなと思いきや、1000m通過は57.7秒とめちゃくちゃハイペース。去年のパンサラッサは57.4秒で2番手と10馬身以上は差をつけていましたが、今年はジャックドールが同じようなぺースで飛ばしたのに2番手はすぐ後ろ、3番手イクイノックスとも5馬身程度しか差がついていませんでした。直線に入ってしばらく、前を行っていたジャックドールとガイアフォースが沈んでいく中、イクイノックスは信じられないほど伸びてきてそのまま天賦の才ですべてを蹴散らしてしまいました。ほんまに強い。コースレコードも飛び出して改めて世界最強たるその力を示しました。
相手にしたプログノーシスは最高方からの競馬でしたが、前が沈む展開だったこともあってなんとか3着に入ってくれました。川田ナイス!
悪夢の11月
毎日王冠や富士S、秋天など、そこそこ当てられて回収率100%超えも見えてきた頃合いでしたが、ここに来て急に当たらなくなりました。
みやこS(GⅢ)はセラフィックコールを信じ切れず負け、エリザベス女王杯は2着のルージュエヴァイユを切って負け、マイルCSはセリフォスもシュネルマイスターも飛んで負けました。そこそこ買った割に的中率0%(ネット購入分)という体たらく。結局11月は現地参戦したジャパンカップだけしか当たりませんでした…。
ジャパンカップ
世界最強イクイノックスvs三冠牝馬リバティアイランドという、大注目の頂上決戦。それだけでなく、秋天から続けてドウデュースとダノンベルーガ、秋天を回避した完全馬券内牝馬スターズオンアース、春天でのアクシデントを乗り越えたタイトルホルダーや、前回覇者のヴェラアズール、そして昨年の秋天でイクイノックスから逃げ切りかけたパンサラッサといった豪華メンバーが参戦し、本当に見逃せない一戦だったと思います。
当日は思い切って現地参戦。スターズオンアースのTシャツを中に着てぬいぐるみも鞄に入れ、地上の星を聞きながら新幹線代を稼ぐ覚悟で万札を握りしめて臨んだわけですが、当日の彼女の馬体重は+12kg。成長分と言えなくもないですが、さすがに万札を託すには不安が大きすぎたので結局買った馬券はイクイノックスとリバティアイランドのワイド1点1万円。馬連ですらないですが、やっぱり人間、大金を賭ける時は安定に向かってしまうということを痛感しました。
結果はもう、イクイノックスが強すぎて祈ることもなく1着で、リバティアイランドは4馬身差とはいえ2着。そしてスターズオンアースもこのメンツでしっかりと3着に来て、またしても馬券内を確保しました。やっぱりスターズオンアース買えばよかった。
そういうわけで1万円勝負は勝ったものの、プラスは3,000円。メインレース以外もトータルすると結局プラス60円という激安の結果に終わりました。いいレースを見て満足は満足でしたが、さすがにもうちょっと勝ちたいですね。
チャンピオンズC
これを逃すと有馬記念以外は自信の無い2歳GⅠなので、そこそこ気合いを入れて臨みました。フェブラリーS、南部杯と圧巻の強さで勝ったレモンポップに、ここまで無敗の3歳馬セラフィックコール、ダートGⅠ級レースで好走のメイショウハリオやテーオーケインズといったメンバーで、ダートの強豪がしっかりと集まった印象でした。
しかし、レモンポップはここに来て距離延長かつデータ上かなり不利な大外。それに対してセラフィックコールは距離不安は無く、出遅れて追い込み展開になっても2018年の2着馬のように行ければ勝負できるだろうということで本命はセラフィックコールにしました。
スタートして、レモンポップはすぐ先頭に立ってセラフィックコールは後ろから。それはまだ想定内でしたが、最後のコーナーでセラフィックコールは大外ぶん回しに出ました。確かにいつもはそれで勝ってたけど、中京でそれは怪しいって!
嫌な予感そのままに、セラフィックコールは伸びあぐねて10着。レモンポップが心配をよそに1着になりました。
念のためセラフィックコールが飛ぶこともケアした馬券でしたが、2着ウィルソンテソーロ、3着ドゥラエレーデのどちらも切ってたので完全に負けました。ウィルソンテソーロも出遅れて後ろからの競馬でしたが、ちゃんと内を通って前に迫っており、ナイスな騎乗だったように思います。
2歳GⅠ
阪神JF、朝日杯FS、ホープフルSとありましたが、うまくいったのは朝日杯だけでした。ジャンタルマンタル川田はマジで安心できる騎乗でした。それに加えてシュトラウスの暴走とエコロヴァルツの追い込みが対照的で、やっぱり武豊って上手いんやなぁと改めて感じました。
また、阪神JFではボンドガールが、ホープフルSではゴンバデカーブースなどが出走を取り消しましたが、有力馬不在というのを感じさせないほどにはどのレースも見応えありました。
特にホープフルSを勝ったレガレイラは牝馬でありながら皐月賞に向かう可能性が高いとのことで、来年のクラシック戦線がもうすでに楽しみです。
有馬記念
イクイノックスが引退し、今年はもうジャパンカップより面白いレースは無いかなと思っていましたが、全然ありました。
ジャパンカップからはスターズオンアース、ドウデュース、タイトルホルダーが参戦し、特にタイトルホルダーはこれが引退レースということで有終の美を飾れるかに注目が集まりました。それだけでなく、宝塚記念でイクイノックスに迫り、凱旋門賞でも4着と健闘したスルーセブンシーズ、春秋の天皇賞で存在感を示したジャスティンパレス、2021年の日本ダービー馬シャフリヤール、今年の皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラも参戦し、これぞグランプリレースという豪華メンバーが揃いました。
ここまでメンバーが揃ったら買うのは好きな馬だろうということで、スターズオンアースを本命にしようと思っていましたが、なんとゲートは大外8枠16番。有馬記念で16番は始まって以来1頭たりとも馬券内に来たことがないといういわくつきの枠番。さすがに悩みましたが、かつて16番でも4着に食い込んだマリアライトのように行ければ勝負できそう、鞍上は信頼のルメールということで、7番人気でも信じることにしました。
そして迎えたスタート。その瞬間、一番外からスターズオンアースが抜け出して来て思わず声が出ました!マジで過去一の絶好スタートや!ジャパンカップの時も前の方に位置取って強かったので、ここで馬券内に来るとほぼ確信しました。
また、タイトルホルダーは先頭に立っていつも通りの競馬をしていましたが、1番人気ジャスティンパレスや2番人気ドウデュースは最後方から。この両者にも重きを置いていたので若干ヒヤヒヤしながら見守っていたら、3コーナー手前でドウデュースが上がってくる!直線に入る頃にはもうスターズオンアースに並びかけており、そのまま勢いが落ちることなく前にいたタイトルホルダーも交わしてゴール!
武豊も上手いしドウデュースも強いしで、さすがに文句なしの優勝でした。
スターズオンアースは惜しくも2着でしたが16番だったことを考えるとこれは歴史的快挙。タイトルホルダーも3着と粘り、さすがの貫禄を示しました。
ジャスティンパレスは惜しくも4着。3着だったら年内負け分の半分くらいは取り返せてたので、そこだけ悔しかったです。
収支報告
というわけで、トータルした収支はこちら。
まあ、1年目はこんなもんじゃないでしょうか…。来年は少なくとも回収率80%以上を目指します。
終わりに
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。
来年は阪神競馬場改装のため宝塚記念が京都であったりするので現地観戦が増えるかも?
また、ダート戦線も整備されて面白くなりそうなのでそこも気持ちあらたにやっていきたいですね。
リバティアイランドも古馬になってどれだけやれるかも楽しみです。
それでは、いい競馬ライフを!